SPECIAL記事 経営者物語

先代の影響力の大きさを痛感しながらの再出発。
その直後にリーマンショック。
先輩塾生の「経営者の役割というのは、
会社に生命を吹き込むことだ。」
という助言に心の霧が晴れた。

榛木金属工業株式会社 代表取締役
榛木 博章

創業:1916年
入塾歴:6年
売上高:5億円~30億円未満
従業員数:40名
業種:銅素材を主力とした金属部品製造および銅の小口販売
理念:
私たちは、互いに感謝し啓発し、みんなの輝く未来のために挑戦します。
私たちは、お客様からありがとうと言っていただける、優れた製品を創ります。
私たちは、ものづくりのすばらしさを伝え、社会に貢献します。

URL:http://hariki-net.co.jp/

入塾のきっかけ(動機)

社長就任と同時に、前社長が検査のため入院されました。戻り次第、社長業の引継ぎをするとのことでした。まもなくメインバンクから経営計画書の提示とともに、今後の方針について聞かれました。お恥ずかしい話ですが、その時は自分自身まだきちっとしたものが出来ておらず、頭の中に思いつくことをメモを取りながらご説明差し上げなんとかその場を取り繕いましたが、その後も主要仕入れ先様から役員の方が何人も来られたりと、その対応に追われる日々。そんな中、先代が看護の甲斐なく他界されました。

社員全員にとって大変なショックでした。あるお得意先様からは、「先代がいたからこその取引、今後は発注させてもらえるかわかりませんよ」と営業が言われて戻って来ます。社内外における先代の影響力の大きさを痛感しながらの再出発でした。

しかしその直後にリーマンショックが起こります。抱えていた銅材料の価格が大暴落し、受注量も急激に悪化。損金を膨らませることになり、社長就任直後の決算が赤字になってしまいます。

社員を守るために、常に高収益企業を目ざすこと。未来について夢を語ること。自分には大きく欠けていたのです。必死に経営の立て直しをする中、内畑谷さんという素晴らしい経営者と出会うことが出来、盛和塾をご紹介いただき入塾いたしました。

入塾してどのような学びを得ましたか?

“経営者の役割というのは、会社に生命を吹き込むことだ”という先輩塾生の助言に「はっ」とさせられました。いつも目の前の問題に心を奪われ、みんなの先頭に立っていきいきと行動できていない自分に気づかされ、まるで心の霧が晴れたようでした。

経営者が会社について誰よりも真剣に考え、私心をはさむことなく、自らの意志で決断し経営の目標をつくり、社員のみんなと心を一つにして経営をしていくことを心に誓っています。

その気づきからどのように変化しましたか?

塾長がおっしゃるように惚れてもらおうと思えば、まずこちらから好意を持って歩み寄っていかねば始まりません。まだまだ実践が足りませんが、伊勢合宿の後、社員との対話の場として定期的に朝食会を企画し参加してもらっています。ここでは当社のあるべき姿(理念)に対する想いを6名までの小グループで就業時間前に朝食を取りながら、実施しています。

最初は、頼み込んで幹部に来てもらっていたのですが、最近はパートさんにまで輪が広がってきました。白熱した話もたびたびあり、以前に比べて社員同士の結束力も強まってきたと感じています。

母子家庭のパートさんで生活保護を受けている方が勤務時間を調整されていることで人間関係や家計に支障が出ていたり、年配の方は老後の生活において深刻な心配事があったり、社会が抱えている問題に真摯に向き合うことになり、雇用条件についての見直しをすることで、定着率が上がるだけでなく、そういった方々からの紹介で新たな人材として加わっていただけたりといったことに繋がっています。

業績数値のほか、役員報酬などもオープンにしました。公明正大に利益を出すことを徹底したいため、社長だけでなく、役員においても私的な判断でいかなる資金も使用する事の無いよう、稟議書や証憑には3人の押印をしてもらい、使ったお金は自社開発の経費管理ソフトにすべて入力し、社員誰もが確認出来るようにしてもらっています。

これからのビジョン(今後の抱負や目指していることなど)

私たちの技術特性を生かせる可能性がある分野はどこかという視点で、銅という金属の研究を今一度、メーカーともタイアップして始めています。受け身で動く意識から、「本来はこうすべきではないか」「こうしたい」という主体性が高まってくるようになってきました。

これにより少しずつ成果が出始めており、新たな分野への参入に結び付いています。私たちの作っている製品は社会の重要なインフラに数多くご使用いただいていますが、人が生き、働く上で、「社会や世の中の人に対してどんな貢献ができているか」は最上段に来るモチベーションかもしれません。

社会的な使命と自分の目の前の仕事が結びついた時、働く人が持っている能力が大きく開花していくはずです。

大きな目的にあたる社会的使命は、「その仕事で、何人の笑顔を生みだせたと思うか」「その部品の開発で、どれだけの人が仕事のストレスを軽減できるだろうか」「その部品の提供で、どれだけの良質で安心できる建物が早期に完成するか」部品は小さくても、それに関わる従業員みんなが、小さな「誇り」「やりがい」「自己規律」を内面に、育ってくれることをこれからも目指していきたいと思っています。

塾長の著書でお気に入りの一冊を紹介してください。

「稲盛和夫の実学」
サブタイトルに「経営と会計」とあります。私はもともとエンジニア上がりですから、どちらかといえば苦手なジャンルの内容と思っていましたが、一気に読むことが出来ました。わかりやすく、それでいて企業経営の原点である「会計の原則」をしっかり押さえた内容で、それこそ「目からウロコ」の内容でした。今は経営に対する厳しいチェックの多くの部分がこの本の指南する点に重なっています。

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